after tens of years☆
先日の夜、三代目と二代目(つまりオヤジ

弘明寺のお店ではないんですけど、たまたまフラリと入ったんです。
ブログに載せる許可をもらい忘れたのでお店の名前は書きませんけれど、そこのうなぎが本当においしくて!!
ふっくら柔らかで、甘さ辛さをほどよく抑えたタレが実に良くきいていて☆
肝焼きも肝吸いもプリプリで大満足でした☆
うなぎが出てくるまでに少し時間はかかるんですけど、おいしいうなぎはそういうものですしね^^ こういう待つ時間は苦にならないですよね

小さなお店なんですけど、最近は表看板の「うなぎ一本」で勝負しているお店って少なくなってるように思うので、いいお店でおいしいうなぎを頂けて本当にいい食事でした☆^^
でもね!
三代目が今回うれしかったのは、うなぎのお味だけじゃないんです☆
そのお店の扉をね、ガラガラっとあけますと・・・
「いらっしゃいませ~!♪」
って元気で可愛らしい声☆
みると小学校2,3年生くらいの男の子がお手伝いしているんです^^
ぶかぶかだけど、ちゃんと白衣なんか着ちゃってね☆
「お手伝いしてるの?えらいね~^^」って言ったら、照れたように「ハイ!」ですって^^
「おしぼりです!」とかね☆
「おまちどうさまでした!」なんてね☆
かいがいしく働いていて、なんだかうちの四代目を思い出しちゃいました^^
そのお店は、この子のおばあちゃんとお父さんとで切り盛りしているらしいんですけれど、どうやらこの子も四代目みたいなんですね☆^^
食事が終わって器を下げにきたお兄ちゃんに言ったんです。
「とってもおいしかったよ。お兄ちゃんのパパのうなぎは横浜一かもね!」って^^
お世辞のつもりじゃないんですよ。
でもこどもにとって自分の親の仕事やお店のことをほめられるうれしさは、痛いくらいに知っているんです。三代目もそうでしたから^^
「おいしかった」っていう気持ちをちゃんとこの子に伝えたかったんです☆
「お兄ちゃんも大きくなったら、うなぎやさんになるの?」って聞いたら
「野球選手!」ですって


ありがとうございましたぁ!って送り出してもらったんですけど
その帰りにもうひとつ感激したのは・・
三代目たちはお店から少し離れたところにあるコインパーキングにクルマを停めていたんですね。
パーキングにいってクルマにのって、またそのお店の前を通ったんです。
そうしたら、お店の前におかみさん(あの子のおばあちゃん)がずっと立っていてくださって、クルマで通り過ぎる三代目たちに丁寧にお辞儀をして見送ってくださったんです・・!
いい四代目が育つわけですよ!!あのおかみさんの孫だもの☆
帰り道、三代目が満たされていたのは うなぎのおいしさのせいだけじゃなかったです♪
おいしいうなぎやの四代目へ
お兄ちゃん、きみは「野球選手」になりたいって言っていたけれど
おいしいい「うな重」をつくる職人さんは、もしかしたら野球選手よりもずっとずっとかっこいいって いつか気づく時がくるでしょう
きみのパパが 真剣に、選んで 裂いて 焼いて つくってくれた「うな重」は
おなかも心も満足させてくれました
きみのお手伝い姿もきっと素敵なかくし味になっていたんですね
いつか
何十年かして
きみが四代目を継いだうなぎやさんに
こんどはうちの四代目といっしょに食べにいくことがあるでしょうか
あの日、二代目といっしょに食べたこの味を
いつか、四代目といっしょに味わうことができるとしたら
なんてすてきな未来でしょう
何十年後かのその楽しみを
うなぎやの四代目、きみにあずけていいですか?☆