大好きな声☆

~老いてなお気骨ある者は賞すべきかな~ ナイトハルト・ミュラー提督
11月も半ばとなるこの週末。
弘明寺商店街は七五三のお参りの方もあり、とても


賑やかでした☆
さて、突然ですが、皆さんは何だと思いますか?

パーンしてみると、

なにかの工場?
いいえ。
実はこちらは商店街の近くにある、老舗の

このものすごい機械たちは、お米を精米するためのものなのです。
三代目は、おかみさんに説明を聞いてきたのですが、よくわからなくて^^;;;
まず、この機械で


地下を通ったお米は

これだけの大きな機械を備えたお米屋さんって近くにはそんなに無いと思います。
建物も、機械をいれるために天井の高さから、地下から計画して建てたそうです。
この機械たちは、生まれてから40年はたっているのですが、おかみさんの自慢のコたちで^^
「いまのご時世だと、もうこんな大きなのはいらないんだけどね、10馬力もあるんだよ」って☆^^
そう教えてもらってから、あらためて見直してみると、武骨な機械にも

ロボット三等兵みたいな顔^^
こちらのお店、いまは70を過ぎたおかみさん(美人)が切り盛りしています。(写真はNGでした^^;;)
「いまはね、もうこんな大きいのは必要ないんだよ。スーパーでも米を売ってるからね。でも昔から大活躍してくれたのさ。ふふ」って笑うおかみさん。
機械を見上げているおかみさんの目には、ありし日の賑やかだった店内、いつも唸りをあげて全力で動いていたこの機械がうつっているようでした。
・・・ところで、今回みなさんにお伝えしたいのは、実はこの「機械たち」のことではないのです。
このブログをご覧の方で自営業をなさっている方にお聞きしますが、店や会社に電話がかかってきたとき、なんて言って電話に出ますか?
「○○屋です。」「△△店でございます。」・・そんな感じですよね?
例えば三代目の店であったら
「はい、いまい呉服店でございます」「毎度ありがとうございます。いまい呉服店です」とまぁこんな感じです☆
つまり・・・まず【屋号】を名乗るんです^^ 呉服屋っていっても世の中にはたくさんありますからね^^
それが世間一般のお店、会社の電話の取り方だと思うのです☆
ところが☆
こちらのおかみさん、電話をかけるととっても元気な声で
『はい!米屋です!!』
って出られるんです☆
その勢いは、まるで日本国中にお米屋さんはうち一軒って感じの自信と誇りに満ちあふれた応対なんです☆
看板にある「○△米穀店」でも「○△米店」でもなく
『はい!米屋です!!』って・・・。
その声を聞くのが三代目は大好きなんです☆
そして同じ商売人としてうらやましく感じたりもします。
どこの誰がかけてきたかわからない電話に対して(同業の方かも知れないですし)、「はい、呉服屋です!」ってだけ胸をはって言えるだろうか・・。
それほど絶対の自信をもって呉服屋をやれているだろうか、って。
長年のご自分の家業に対する誇り、たとえ何軒の店があろうとも「お米ならウチ!」っていう自信。
おかみさんは謙虚な方で、けっして「うちのお米は日本一」とか「うちのが最高だよ」なんてことは言いません。
ただ一言「はい!米屋です!!」って。
・・・業種はちがっても、三代目はおかみさんを大先輩として尊敬しています。
いつか三代目も胸をはって「はい!呉服屋です!!」って・・言えるようになるかな?♪
お店におじゃまして、精米機についていろいろと質問した三代目に、おかみさんはこう言いました。
「この機械に何かあったら、もう直すのはむずかしいだろうね・・。私がもつか、機械がもつか、競争だね。」
・・・おかみさん、10年後も20年後も私たちはお米を食べてます。
だからおかみさん、いつまでもこの機械と一緒に丈夫でがんばって、
あの『はい!米屋です!!』って声を聞かせてくれなきゃいやですよ・・。
三代目の大好きな、おかみさんの特等席は

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