神田京子さん「にぎわい座」前編☆
聞いてまいりました♪
え?なにをって

やだなぁ、忘れちゃ

7月29日に「横浜にぎわい座」で行われた講談師・神田京子さんの独演会に決まってるじゃありませんか

ん?なになに?あれから一週間以上もたってるって?
・・・すいませんww
本当はすぐにレポートしたかったんですけど、なかなか^^;;
いえ!感動の余韻が静まるのを待っていたんです!冷静に執筆するために!ww(ということにしておいてくださいw)
と、いうわけで!過去記事『花を看、また花を看る☆』にもありますように、いまい呉服店のお得意様でもある、当代人気の女流講談師、神田京子さんの独演会が7月29日横浜にぎわい座にて行われました☆

「にぎわい座」っていいますのは、先日惜しくも亡くなられた玉置宏さんが初代館長をつとめられた寄席なんです。
落語・講談・漫才など連日連夜の興行で盛り上がっている寄席でして、これだけ「にぎわって」いる寄席は全国でも珍しいんじゃないかなぁ、というくらいの横浜の名所なんです☆
その横浜にぎわい座での独演会

夜7時開場、7時半開演だったので・・・
思い切って店を6時で閉めちゃいました

お花を用意して、いそいそワクワクと出かけますと・・

自由席だから急がなくちゃ!

いい席いい席~っと☆
あ!

神田京子さんの人気はすごいな~♪と感心しながらも、良い席をとるために
「ゴホゴホっ

人をかき分けなんとか中央席に♪
・・・
ところでみなさんは「講談」ってご存知ですか?
「落語」の親戚だろうって?
まぁ、そんな感じなんですけどねwww
ここでちょっとだけ「講談」についての講釈をのべさせていただきますと、
講談っていうのは、今で言う「大河ドラマ」「連続ドラマ」のようなものなのです。
つまり、30分なら30分、1時間なら1時間で、一つの噺が一回で完結する「落語」とは違い、ひとつの長い噺を何回にも分けて(半年、一年と)演じていくものなのです。
ちょいと昔でしたら、町内に一つは講談をきくところがあって、「三国志」「太平記」などを1年間を通して演じていたようで、テレビ・映画などがない時代の庶民の重要な娯楽だったんですね☆
明治の頃までの講談師というのは大スターでして、今回の京子さんの演目「安政三組杯」を創作した二代目松林伯円は、当時の三遊亭円朝、八代目市川団十郎と並ぶ人気物だったのです☆
今回の「安政三組杯(あんせいみつぐみさかずき)」は講談の中でも堅苦しい要素はなし!絶世の美女お染ちゃんの痛快ハチャメチャ爽快大笑い!でも涙ありの恋物語・・といった噺で、理屈抜きに楽しめるものになっています。
この噺を京子さんは今年に入ってすでに二話講談していて、今夜が第三話。それでもまだまだ噺は終わりません♪
今夜の講談は約2時間☆ おもいっきり楽しめますよ^^
2時間って聞くと、「長いー!長すぎー!そんなにジッと座ってらんない~w」と思う方もいるでしょう?
でもね、聴いてみるとアッという間なんです!!それだけ噺が面白く、京子さんが上手なんですね☆(途中休憩もありますし^^)
実はこの記事、前編・後編の2回ものになるんですが^^;;
先に、感想を言ってしまいますとねw
講談のような1年をかけて、「ひとつの楽しい噺を、何回にもわけてゆっくり楽しむ」って今の時代にある意味すごくピッタリしているんじゃないかって思ったんです。
セカセカしてないんです。
人生をゆったり楽しんでいる感じなんです☆
2、3ヶ月前にきいた前回の内容も忘れちゃいないんです。忘れてても問題ないように講釈してくれるんです^^
講談っていえば「遠州森のぉぉ~石松ぅぅ」でお年寄りが聞くもの、ってイメージは吹き飛んでしまいました。
仕事や勉強、そして家事・育児に追われている世代の人たちが「人生の贅沢」を取り戻せる、そんな場だなって思いました☆
・・・
さて、そろそろ開演のようです。
三代目と一緒に神田京子さんの講談を楽しんでくださいね♪
