根っこ☆

弘明寺商店街は東西方向に長~く伸びている商店街です。
西にはご存知「弘明寺観音」が、東には「若宮八幡宮」がそれぞれ鎮まっていて少なくとも800年以上「お寺」と「お宮」のタッグが組まれています☆(観音様は721年建立。若宮様は鎌倉幕府設立の翌年1193年に建立)
ですが、この二つ以外にもお寺や神社はあるんです^^
弘明寺商店街をほんの少し南に行った「中里」には『熊野神社』があります♪

でも、神社界のビッグネーム「熊野」に似合わず、すごくすごく小さな可愛らしいお宮なんです☆
お宮までは急な石段になっていて、数えながら上ったらちょうど100段ありました!

上りきるとそこには可愛らしいお宮が☆

境内もなにもないんですw
いえ、あるにはあるんですけど、あまりに狭くて社殿の全身写真が撮れるくらいのバックができないんです^^;;
こんな小さなお宮ですが、地域の人の信仰は薄れていません☆
石段のふもとには幟がはためいていますし、毎年のお祭りも中里の人々で賑やかに行われています^^
うちの四代目もこの間お祭りでおいしいものを食べて遊ばせてもらいました♪

お宮を囲む玉垣にも氏子さん・寄進者の方の名前がたくさん入っています。
だいぶ以前に作られた玉垣だと思います。
三代目が感動したのは、その玉垣に彫られているお名前が大体わかることだったんです。
もちろんご本人にはあったことの無い方がほとんどです。
ですが、「あ、○○さんのおじいさんだな!」「こっちは△山さんのおじいさんかな?」「□○川さんの先々代だ!」というふうに玉垣の人と、現在の人のつながりが分かるんです。
これは地域の人が地元を離れずに今もここ中里・弘明寺に住んでらっしゃることが理由なのですが、
何よりも、この玉垣に彫られてるおうちの方が、代々お客様となって「いまい呉服店」を支えてきてくださったからだと思うのです。
だから三代目にはすぐお名前がわかったのだと思うのです。
この小さなちいさなお宮、中里・熊野神社も三代目の大切な『根っこ』のひとつだということに気がつきました☆

祭られてらっしゃる神様にだけでなく、玉垣の方々にも
「昔からお世話になってまいりました、いまい呉服店の三代目です。いまもあなた方のおうちの方にお世話になっております。ありがとうございます!」
とお礼を言って、また100段の石段を下って店に帰りました^^
とってもとっても小さいけれど、とてもとても素敵なお宮さんでした☆☆☆
