知らざあ言って聞かせやしょう☆

弘明寺商店街ではないのですが、割合近くに一軒のお蕎麦屋さんがあります♪

『中むら屋』さんといいます。
三代目がちょっと尊敬しているお店なので、ご紹介したいと思います!
地元で代々商売させて頂いていると、ブログを書くのにとても便利というか、ありがたいなあと思うことがあります。
この日もまだ「中むら屋」さんは仕込み中で営業時間ではなかったのですが、
『おはようございま~す^^ 弘明寺のいまいです~♪』
「あら○○ちゃん!(三代目の名前w)いつかは△△が世話になっちゃって!」
『いえいえ、こちらこそごちそうになっちゃって♪』
「今日はどうしたのよ?」
『いや、インターネットで日記を書いてるんだけど(笑)、お店のこと書いていいですか?ついでに写真も^^』
「あらやだぁ!c(>ω<)ゞ じゃあ灯りつけるから待ってよー!うんと宣伝しておくれよ!☆」
・・・なんて感じでw開店前にも係わらず


準備OK



このお店自慢の石臼まで動かしてもらいました!!

四国製のこの石臼機でそば粉をつくっているんです!この「中むら屋」では

こちらは「中むら寄席」という落語会を定期的にひらいていて、つい先日も笑福亭鶴光師匠がいらしていました☆

さて、ここからが今日の「知らざあ言って聞かせやしょう」の本題です。
中むら屋さんでは、30年も前から毎年欠かさず行ってるイベントがあります。
それは・・・

「交通遺児チャリティーラーメン」です。
5月5日のこどもの日に、ラーメンを一杯30円から販売するのです。450人前も!
そして売り上げを、南区役所と神奈川新聞を通じて、交通遺児の為の基金に寄付しているのです。
ここで大事なことは、「ラーメン一杯30円」ではなくて「ラーメン一杯30円からお気持ちの値段で」というコトなんです。
つまり、最低30円であとはお客さんのお気持ちですから一杯に100円の人もいれば、300円、500円、千円と置いていかれる方もいます。
過去にはラーメン一杯に5万円を支払って(つまり寄付して)くださった方がいらしたそうです。
普通、こういうチャリティーって最低でも原価分は確保して、余剰金(の一部を)を寄付するものなのです。
単純に言えば、ラーメン一杯つくるのに100円かかるとしたら、150円で販売して、利益分の50円を寄付するといった具合です。
これだったら、儲けはないけど損もしないですみます。(通常、利益分を全額寄付するチャリティーなんてありえませんけどw)
でもこの中むら屋さんのラーメンの最低価格は30円なんです!
これは30年前の価格で、いまどんなにがんばってもラーメン一杯30円ではつくれないはずなんです。
さっきの例で言えば、100円かけてラーメンつくってそれを30円で売って、その30円を寄付しているってことです。
実際には100円でもラーメンの原価にはならないと思います。
それを毎年450人前。
中むら屋さんの完全な持ち出し、赤字になっているはずです。(一杯に500円以上出してくださる方が大半なら話は別ですけど^^)
さすがに30円で食べていく人はほとんどいないそうですけど、それでも三代目には、とても中むら屋さんのマネはできないなぁと思ってしまいます。
それをもう30年近くも・・。尊敬します!
こんなにがんばっていても、それを自慢するでもなく、コツコツとお蕎麦を作り続けている・・。
地域に根ざした商人としてとても立派だと思います。
明日5月5日は、中むら屋恒例の交通遺児チャリティーラーメンの日です!
お近くの方はぜひ、いらしてください☆
今回はちょっと熱くなってしまいましたw・・(*゚.゚)ゞポリポリ
お店DATE
「中むら屋」
横浜市南区中里1丁目9-31
Tel 045-731-6711