商店街の秘密!「橋」編1
こんにちは。いまい呉服店三代目です。
今日はちょっと一般の方が知らない商店街のお話を。
タイトルにある秘密ってほどのことじゃないんですが^^;;
弘明寺商店街は下の写真でも分かるとおり(分かるかな?)、商店街アーケードのちょうど真ん中に大岡川が流れています。
当然そこには橋が架かっているんですが、今日はそんなお話です。

アーケードの真ん中に架かっている2つの橋(平行して2つ架かっている橋って珍しいんですよ!しかも屋根付き)、観音橋とさくら橋は商店街の人間にとって位置把握の基点になっています。
「観音橋をお寺さんの方にわたって40m」とか「観音橋から2つ目の角を曲がって3軒目」とかいった具合にです。
ところがこの「橋」が商店街の人間にとって心理的にも大きな影響力を持っているんです(ちょっと大げさ^^;;)!
自分の店がある場所から橋を渡った側にある場所を「橋むこう」と呼ぶんです。
「橋むこうは賑やかだったよ」「このお知らせ、橋むこうにも見てもらった?」なんて使い方をします。
三代目のいまい呉服店は観音橋からみて観音様よりにあるんですが、私にとっては鎌倉街道側の店が「橋むこう」になります。
ちょっとした買い物に行くときでも橋を渡って行かなくちゃいけない時は「ああ、橋むこうまで行かなくちゃダメか。めんどくさいなぁ。」などと思ってしまう時があります。
実際に歩く距離は関係ないのです。「橋むこう」の店に行った方が近くても、すごく距離感を感じてしまうのです。
「遠出する」といった感じで、すごく大げさに言うと「橋むこう」は別世界な感じです。
「橋むこう」と「橋こっち」の店が仲が悪いという事では無いんですよ。
これはおそらく「橋」の持つ根源的性格による心理的影響だと思います。
「橋」とは、もともと離れていた場所・道のない場所・行けなかった「むこう」と「こちら」を人工的に「繋ぐ」存在です。
人は「橋」を見ると、その向こうの場所を無意識に「異世界」「自分の立っている場所とは違う地域」と感じてしまうのではないでしょうか?
弘明寺商店街における「橋むこう・橋こっち」の心理は他にも面白い点で影響を与えていると三代目は思うのですが、それはまた今度お話しますね。
上でもちょっと書きましたが、そうゆう心理があったとしても、この弘明寺商店街では「橋むこう・橋こっち」の仲が悪いということは幸いなことに全くありません。
イベントも売り出しもいっしょに協力して何の問題もなくやってます。
ところが!!他の商店街ではこの心理?が深刻な影響を与えている場合があるんじゃないかなと三代目は思うのです。
例えば、大きな商店街があるとします。一般のお客さまにとっては「○○商店街」で認識していられます。
でも、商店街の中にちょっと大きな交差点が通っている等した場合、交差点の向こうとこっちでは商店街組織が違うことが良くあるのです。
極端な場合ですと1箇所に4つも5つも商店街組織があって「ぶつ切り」状態になっているところもあります。
そうゆう所はお互いに仲が悪い(?)のか共同イベントができにくい所もあるようです。
お客さまにとっては同じ商店街でしょ?といった印象なのに、例えば「福引セール」なども向こう側のお店で買っても福引できないなどの弊害がでてきます。
商店街の街灯をつけるとかデザインとかもバラバラになったりします。
そうなるとその商店街地域にとっては店側にもお客さま側にもマイナスが大きくなると思います。
いろんな理由でそうなっていると思うのですが、この「橋むこう・交差点むこう」の心理が意外と強く影響しているのではないかと三代目は思うのです。
「商店街の秘密」などとタイトルつけて書いてしまいましたが、こうゆう話は退屈ですか??
今日はちょっと一般の方が知らない商店街のお話を。

タイトルにある秘密ってほどのことじゃないんですが^^;;
弘明寺商店街は下の写真でも分かるとおり(分かるかな?)、商店街アーケードのちょうど真ん中に大岡川が流れています。
当然そこには橋が架かっているんですが、今日はそんなお話です。

アーケードの真ん中に架かっている2つの橋(平行して2つ架かっている橋って珍しいんですよ!しかも屋根付き)、観音橋とさくら橋は商店街の人間にとって位置把握の基点になっています。
「観音橋をお寺さんの方にわたって40m」とか「観音橋から2つ目の角を曲がって3軒目」とかいった具合にです。
ところがこの「橋」が商店街の人間にとって心理的にも大きな影響力を持っているんです(ちょっと大げさ^^;;)!
自分の店がある場所から橋を渡った側にある場所を「橋むこう」と呼ぶんです。
「橋むこうは賑やかだったよ」「このお知らせ、橋むこうにも見てもらった?」なんて使い方をします。
三代目のいまい呉服店は観音橋からみて観音様よりにあるんですが、私にとっては鎌倉街道側の店が「橋むこう」になります。
ちょっとした買い物に行くときでも橋を渡って行かなくちゃいけない時は「ああ、橋むこうまで行かなくちゃダメか。めんどくさいなぁ。」などと思ってしまう時があります。
実際に歩く距離は関係ないのです。「橋むこう」の店に行った方が近くても、すごく距離感を感じてしまうのです。
「遠出する」といった感じで、すごく大げさに言うと「橋むこう」は別世界な感じです。
「橋むこう」と「橋こっち」の店が仲が悪いという事では無いんですよ。
これはおそらく「橋」の持つ根源的性格による心理的影響だと思います。
「橋」とは、もともと離れていた場所・道のない場所・行けなかった「むこう」と「こちら」を人工的に「繋ぐ」存在です。
人は「橋」を見ると、その向こうの場所を無意識に「異世界」「自分の立っている場所とは違う地域」と感じてしまうのではないでしょうか?
弘明寺商店街における「橋むこう・橋こっち」の心理は他にも面白い点で影響を与えていると三代目は思うのですが、それはまた今度お話しますね。

上でもちょっと書きましたが、そうゆう心理があったとしても、この弘明寺商店街では「橋むこう・橋こっち」の仲が悪いということは幸いなことに全くありません。

イベントも売り出しもいっしょに協力して何の問題もなくやってます。

ところが!!他の商店街ではこの心理?が深刻な影響を与えている場合があるんじゃないかなと三代目は思うのです。
例えば、大きな商店街があるとします。一般のお客さまにとっては「○○商店街」で認識していられます。
でも、商店街の中にちょっと大きな交差点が通っている等した場合、交差点の向こうとこっちでは商店街組織が違うことが良くあるのです。
極端な場合ですと1箇所に4つも5つも商店街組織があって「ぶつ切り」状態になっているところもあります。
そうゆう所はお互いに仲が悪い(?)のか共同イベントができにくい所もあるようです。
お客さまにとっては同じ商店街でしょ?といった印象なのに、例えば「福引セール」なども向こう側のお店で買っても福引できないなどの弊害がでてきます。
商店街の街灯をつけるとかデザインとかもバラバラになったりします。
そうなるとその商店街地域にとっては店側にもお客さま側にもマイナスが大きくなると思います。
いろんな理由でそうなっていると思うのですが、この「橋むこう・交差点むこう」の心理が意外と強く影響しているのではないかと三代目は思うのです。
「商店街の秘密」などとタイトルつけて書いてしまいましたが、こうゆう話は退屈ですか??
